インターネット上の海賊版による著作権侵害対策

2025年1月、文化庁は、インターネット上の著作権侵害対策に関する支援事業を実施すると発表しました。個人クリエーター等が、文化庁が開設している「インターネット上の海賊版による著作権侵害対策情報ポータルサイト」内の相談窓口を通じて行った相談のうち、担当弁護士により著作権侵害の蓋然性が高いと判断された案件を対象に、権利行使(削除請求、発信者情報開示請求、損害賠償請求)に要する費用を支援するということです。

当該支援事業を実施する背景として、近年、インターネットを利用した著作権侵害が拡大しており、個人クリエイター等に大きな被害を与えていることが指摘されています。

警察庁のまとめによれば、2023年中の著作権侵害事犯の検挙事件数は 98 事件で、このうちインターネット利用事犯は 83 事件(84.7%)と高い割合を占めているとのことです。

<警察庁資料より引用>

令和5年における生活経済事犯の検挙状況等について

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/seikeikan/R05_nenpou.pdf

なお、文化庁によるインターネット上の著作権侵害対策に関する支援事業の詳細については、以下のサイトから確認できます。

文化庁HP

インターネット上の海賊版による著作権侵害対策情報ポータルサイト

https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/kaizoku/index.html